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道の宗旨

1985年(昭和60年)~1992年(平成4年)の7年間、計28回の各地法会にて神佛より示されたご聖訓の集大成(漢字21,148字)を『白陽聖経』といいます。
この『白陽聖経』の中の重要なお言葉を漢字108字で現わしたものが「道の宗旨」です。
「道の宗旨」は、神佛が私達人間に対して、道とは何か・道の指標・道の歩み方を訓示された大切なメッセージです。

ご聖訓:お訓し(おさとし)。神佛が人の体を借りて表されたお言葉。

道の宗旨

 天地を畏れ敬い、神を祭り、国を愛し、仕事は真心を込めてする。篤実な性質で、礼儀を尊び重んじ、父母によく孝行する。師を尊び重んじ、朋友を信じ、隣近所と和合し、悪を改め善に向かう。

 五倫八徳を講究明らかにし、五教聖人の奥義を開き表し、四維綱常の古礼に謹み従い、心のけがれを洗い清め、憂いを洗い流し、仮の肉体を借りて真の霊性を修める。

 自然の本性を恢復し、良知良能の至善を啓発する。己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す。世界を挽回して太平な社会となし、人心を教化して善良となし、世界が大同となる事を請い願う。

《意味》

天地の恵みを謹んで敬い、神を祀り国を愛して、仕事は真心を込めて行いましょう。
いつも誠実な心を持ち、礼儀を重んじ、父母には真心を込めて孝行しましょう。
師を尊敬して重んじ、友達を信じ、隣近所とは仲良くし、自分の悪いところを改めて、善行を行いましょう。
五倫八徳(※1,2)をよく研究して明らかにし、五教(道教、儒教、仏教、キリスト教、イスラム教)の聖人の奥深い真理を解明し、昔からの正しい礼節である四維綱常(※3,4)に従いましょう。
心の汚れを洗い清めて、憂いの心を洗い流し、仮の肉体を借りて、本来の自分の霊性を修めましょう。
元々持っている自分の能力を発揮して、自身ができる最高の善を行います。
自分が欲しいと思うものは、まず人に得てもらい、自分がやりたいと思ったことは、まず人に譲りましょう。
世界が失ったものをもう一度取り戻して、安定した平和な社会をつくり、人心を正しく教え導いて善良な人に導き、この世界が平和で安定するよう強く願います。

1 五倫:人としての守るべき五つの道

(1) 父子に親有り

親子の関係は親愛を基とする
親は子に慈愛を持ち、子は親に孝を尽くす

(2) 君臣に義有り

主従の関係は忠義を基とする
君は臣に義を持って接し、臣は君に忠を尽くす
(3) 夫婦に別有り

夫婦関係ではそれぞれの役割がある
夫婦といえども一定のけじめは必要
(4) 長幼に序有り

年長者を敬う
(5) 朋友に信有り

友人関係には信頼が欠かせない

2 八徳:人との関係を円満にする八つの徳目

孝:親孝行、善行の第一

悌:年長者を敬うこと

忠:まごころ、誠実なこと

信:自他ともに信頼すること

礼:人間社会のマナー

義:なすべきことをする

廉:潔い行い、無欲

​恥:過ちを恥ずかしく思う心

八徳.png

3 四維:良好な社会秩序に必要な四つの事柄(礼・義・廉・恥)

 

4 綱常:三綱五常

<三綱>社会の根本となる三つの大綱“君臣”“父子”“夫婦”
<五常>五常の徳、仁・義・礼・智・信

仁:相手の立場を理解する思いやりの心

義:正義、利欲に囚われない人助けの心

礼:心がけを美しく、礼儀礼節の心

智:学び実践する、過ちを認め反省

​信:約束を守る、誠実であること

綱常.png
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